シーフードベジタリアン
2011.10.04
ひとことで言うと:肉と乳製品と卵黄を食べるな
ダイエットガイド 河口哲也
■■ シーフードベジタリアン推奨者プロフィール ■■
安岡博之(やすおか ひろゆき)。1958年生まれ。東京都出身。南赤坂クリニック理事長・院長。1983年に慶應義塾大学医学部卒し、同大学病院放射線診断科にて研修医修了後、アメリカに留学する。留学先の米国エモリー大学病院、ジョーンズ・ホプキンス大学病院で最新の放射線医学とストレスマネジメントを学ぶ。1990年南赤坂クリニック開院。主な著書に「妻はなぜ夫に満足しないのか―中高年「仮面夫婦」のカルテ/角川書店」「 過労死・突然死はこう防ぐ―性格・体調・行動から、あなたの危険度を徹底チェック/日本実業出版社」「お医者さんの話が10倍わかる本/日本医療企画」などがある。
■■ シーフードベジタリアンの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)
シーフードベジタリアンとは、旬の魚介類や野菜を食事の中心にし、肉類、乳製品、卵黄を食べない食事スタイルをとっている人のことを指します。
ベジタリアンと聞くと、野菜しか食べない菜食主義者というイメージが先行しがちですが、ベジタリアンには全く動物性蛋白質を摂取しないヴィーガンと呼ばれるベジタリアンの他、乳製品は食べるラクトベジタリアン、卵は食べるオボベジタリアンなど様々な食事スタイルが存在します。
これらの食事スタイルをとる人々は、宗教や思想、または健康のためと理由は様々ですが、共通するのは肉類や魚介類を食べないところにあります。
しかし、肉類や魚介類を食べないベジタリアンスタイルを続けていくと「巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)」というなかなか治らない悪性の貧血になってしまう可能性があります。この貧血を引き起こす原因がビタミンB12の不足です。ビタミンB12は肉類や魚介類に多く含まれているため、健康のことを考えると肉類や魚介類を食べなければいけません。
ただし、動物性油を多く含む肉類を摂取すると今度は、血中のコレステロール値が増加し、血液が泥状になり、動脈硬化や高血圧、肥満の原因になってしまいます。
そこで、上記のリスクをともに避けるために注目されたのが魚介類でした。魚介類は肉類とは違い、血液を泥状にする油(飽和脂肪酸)を含まず、逆に血液をサラサラにする油(不飽和脂肪酸)を多く含んでいます。また、巨赤芽球性貧血の危険性を排除するビタミンB12も豊富に含んでいます。
つまり、人の健康にとって最も適したタンパク源は魚介類ということです。以上を踏まえ、次のようにシーフードベジタリアンを実践しましょう。
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