■■ シーフードベジタリアンの実践(一部のみ) ■■
1.旬の魚介類や野菜を食事の中心にする
旬の魚介類や野菜は栄養価も高いうえにそれらは大量に市場に流通するので比較的安価に手に入ります。長年付き合っていく食生活だからこそ、体に良いものや経済的に優しい物を選ぶほうが得策です。おきにいりの旬の食材を探して、ライフスタイルを確立させましょう。なお、シーフードベジタリアンとして肉類、乳製品(牛乳も含む)、卵(特に卵黄)は食べないようにしましょう。
2、理想の献立
ご飯、みそ汁、魚、海苔などが並ぶ、日本の伝統食を理想とします。ただし、塩分の摂りすぎを防ぐために醤油などの調味料は少なめに使用するようにしましょう。なお、献立にはサラダや温野菜を1品加えること。野菜をしっかりと食べることでビタミンや食物繊維が摂取できます。
4.炭水化物の量を通常の2/3にすること
ご飯やパンなどに多く含まれる炭水化物は、体内で分解され、ブドウ糖として吸収されます。ブドウ糖は血中に運ばれ、血糖値を上げます。血糖値が上がると血液が泥状になり動脈硬化や高血圧、肥満の原因を作り出してしまいます。ですから、1日の炭水化物の摂取量を2/3にして下さい。
6.食材はなるべく丸ごと食べる
安岡先生によると、食材を部分的に食べると、食材から得られる栄養のバランスが崩れ、病気を引き起こす原因となるそうです。ですから、食べる食材はできるだけ全て食べるようにして下さい。具体的には野菜類ならば皮ごと食べる。魚なら頭から尻尾の先まで。穀類なら精製されていない玄米や全粒粉パンなどを食べるなどです。
7.外食をする場合
コンビニでお弁当を買う場合は幕の内弁当にサラダを1品プラスしましょう。このとき幕の内弁当は魚を中心としたものにし、サラダにはドレッシングをかけないでコショウ程度の味付けだけにしましょう。また、お店で食べる場合は、魚介類や野菜類を中心としたものを選びます。なお、麺類を食べたい場合は、炭水化物の含有量が少ない蕎麦を選ぶと良いでしょう。また天ぷらなども衣を半分とって食べるようにして下さい。
■■ シーフードベジタリアンのダイエットガイド的解釈 ■■ (執筆:河口哲也)
ベジタリアンが必ずしも痩せているわけではありませんが、ダイエットガイド河口は、基本的にベジタリアンはその種類を問わずダイエット法の一つだと考えています。
なぜ、種類を問わないかといえば、おそらくベジタリアンの多くが痩せている最大の理由はその食のルールよりも「食生活に味覚以外のこだわり」を持っていることにあると考えるからです。そのこだわりの根源は動物愛護かもしれませんし、エコロジーかもしれませんし、健康志向かもしれませんし、宗教的なものかもしれません。
それがどうであれ、味覚以外に強いこだわりを持つことは、ダイエットの難易度は著しく低下させると考えるのです。今回ご紹介しているシーフードベジタリアンはシーフードベジタリアンの中でも安岡先生のアレンジが加わった安岡式とでもいうべきタイプのものです。
これで痩せるかどうかといわれると、他のスタイルのベジタリアンに比べ痩せにくい部類と言わざるをえませんが、このような食生活を契機に、どっぷりと健康志向に傾倒すれば、結果的に肥満防止に役立つことは間違いないでしょう。なお、シーフードベジタリアンなら、栄養学的なリスクはほとんどありませんので、ベジタリアンの入門としておすすめです。
注意:文末に書籍の紹介があるダイエット法は、著者等に配慮し、あえてダイエット法の一部のみ、または独自の解釈によりその内容を紹介しております。すなわち、このサイトで得られる情報は、そのダイエット法を正確に反映しておらず、そのダイエット法の雰囲気のみの紹介になります。ダイエット法に対する正確な情報を得るためには、必ず書店等で原書をご購入の上ご確認いただきますようお願いいたします。なお、河口哲也執筆のダイエットガイド的解釈および評価・寸評に関しましては、ダイエットガイド河口哲也の独自の意見ですので、著者等への配慮はございません。