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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

便活ダイエット

【便活ダイエット】評価・寸評.jpg

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更新日 2013-03-20 | 作成日 2007-11-18

便活ダイエット

2011.10.20

ひとことで言うと:食事も生活もバランスが大切です

ダイエットガイド 河口哲也

■■ 便活ダイエットの発案者プロフィール ■■

小林弘幸(こばやし ひろゆき)。1960年生まれ。埼玉県出身。順天堂大学医学部付属順天堂病院総合診療科日本外科学会専門医便秘外来教授。日本小児外科学会指導医。日本体育協会公認スポーツドクター。日本外科学会専門医。1992年に順天堂大学医学部研究科博士課程を修了後、ロンドン大学附属英国王立小児科病院外科、トリニティ大学附属病院外科の勤務を経て、順天堂大学小児科講師・助教授を勤める。2003年より順天堂大学医学部小児外科学助教授、順天堂大学附属順天堂医院医療安全対策室室長を兼任し、2006年より順天堂大学医学部総合診療科学教授、順天堂大学医学部大学院医学研究科病院管理学教授に就任する。主な著書に「便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~/ワニブックス」「なぜ、「これ」は健康にいいのか?/サンマーク出版」「看護師の注意義務と責任―Q&Aと事故事例の解説/新日本法規出版」などがある。

■■ 便活ダイエットの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)

腸.jpg便活ダイエットとは、排便を促す食生活や適度な運動を行なうことで腸内環境を整え、痩せようと試みるダイエット法です。

私たちが食べ物を摂取したとき、それらの栄養素は腸で吸収され、血液として全身の細胞に送られます。しかし、便秘の人は腸内が汚れているため、栄養素だけではなく老廃物も一緒に血液に送り出されてしまいます。そうなると血液の質が悪くなり、細胞が血液から栄養を吸収しにくくなってしまいます。そして、細胞に吸収されなかった栄養素の一部はその周辺に脂肪として蓄積されるのです。

また腸内環境が悪い場合、腸が食品から栄養素を十分に吸収することができないため、血液に含まれる栄養素自体も少なくなります。そのような状況では、細胞が十分に活動できないため、結果的に体内のエネルギー消費が少なくなります。つまり、便秘の人は脂肪を溜めやすく、かつ、エネルギーを消費しにくい太りやすい体質になってしまうのです。

これらのことに着目し、小林弘幸先生は便秘を解消することで太りにくい体をつくる便活ダイエットを考案しました。

そもそも、便秘の原因は大きく3種類あると小林先生は言います。

一つ目は腸のぜん動運動の不全。腸のぜん動運動とは、腸が老廃物を排出する際に伸び縮みを繰り返す運動のことを指します。このぜん動運動がうまく行われないと腸内に溜まった老廃物が腐敗し、腸内環境が悪化するというさらなる問題も引き起こされます。

二つ目の原因は、肛門括約筋(こうもんかつやくきん)のトラブル。肛門括約筋とは肛門の周りにある筋肉で、大腸に便が溜まった際に脳に排便を促すシグナルを出す役割を担っています。この肛門括約筋の働きが鈍くなると排便を促すシグナルが脳に伝わらずに腸内に大便が溜まっていってしまい便秘になる場合があるのです。

体重測定.jpg三つ目の原因は自律神経の失調。人の神経系は大きく二つに分けられます。一つは交感神経系(こうかんしんけいけい)と呼ばれる興奮状態の時に活性化する神経系。そしてもう一つは副交感神経系(ふくこうかんしんけいけい)と呼ばれるリラックスしている時に活性化する神経系です。先に説明した腸のぜん動運動は、この二種類の神経系のうち、後者の副交感神経系によりコントロールされています。つまり、リラックスしている時の方が、ぜん動運動が活発になり排便しやすいということです。通常、この二つの神経系はバランスよく機能していますが、例えば長時間にわたり緊張したりすることで副交感神経の働きが悪くなったりすると、その結果ぜん動運動の不全による便秘になる場合があります。

つまり、上記の三つの原因を解決することが便秘の解消であり、そのために便活ダイエットでは、次の9つの活動を行います。

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