■■その他ポイント■■
8強野菜の選び方、調理法
【ほうれん草】
株が太くて張りがあるものを選びます。調理する20分ほど前に水に漬けておくと葉がしゃきっとし根もとの汚れも取れます。ほうれん草はアクが強いので、1分ほど湯通しして使います。その際お湯の中に少量(1パーセント)の塩を入れるのがほうれん草の甘みを出すコツです。
【小松菜】
必ずしもゆでる必要はなく、生、蒸し、炒め、汁などオールマイティに使用できます。歯ごたえが売りの一つである野菜なので、炒める時などは歯ごたえを残すようにしましょう。
【トマト】
先端が少し盛り上がっていて、重量感があり、赤が濃いものを選びます。トマトはソースのベースにもなるようにうまみ成分が多い食材。すりおろしたりざく切りにしてダシの代用としても使用できます。保存はできるだけ密封して冷蔵庫へ。
【ブロッコリー】
栄養価を考えるとゆでるより少量の水で蒸すのがおすすめ。炒めるときは火が均一に通るように大きさをできるだけ揃えます。鮮度が落ちるのが早いので、購入後その日のうちに食べきるのが基本ですが、保存する場合には蒸してから水を切りラッブをして冷蔵庫に入れます。
【パプリカ】
細く切ってサラダなどに使うときは皮つきのまま使用し、大きめに切って使うときは直火で丸ごと皮を焼き、焦げた皮をむいて食べると甘味が増してより食べやすくなります。
ピーマンの一種ではありますが、ビタミンの量などを考えるとピーマンより断然パプリカを選ぶべきです。
【キャベツ】
固い外葉は煮物や蒸し物に利用し、柔らかい内葉はサラダや浅漬けなどにして使用するのがおすすめ。使わなかった外葉でくるんで冷蔵庫の野菜室で保存すれば1か月ほどは日持ちするので、常備野菜としてもおすすめです。
【ニラ】
生で食べる場合は葉より茎の方が甘いのでそちらを使うのがおすすめ。全体的にクセがある食材なので、調理をする際には負けないくらいクセのある食材と一緒に使用します。
【水菜】
アクがないので、生のままサラダなどとして使用するのが基本。ただし量を食べたい時にはさっと加熱して量を減らしてして食べます。保存性は良くないので、できるだけ購入した日に食べきりましょう。
■■ 8強野菜ダイエットのダイエットガイド的解釈 ■■
主食を玄米(入りごはん)にして、毎日500g以上の野菜を食べる食生活ですから、調理法うんぬんの前にこれだけでもかなりヘルシーな食生活になることは間違いありません。
肉類や果物類などの制限はありませんので、その点で挑戦的に肉をたくさん食べたり、果物をたくさん食べたりしなければ、まずほとんどの人で痩せていくことでしょう。
これと言ってひねりはないダイエット法ですが、逆に言えば万人におすすめできる安心感と安定感があります。
■■ 8強野菜ダイエットが向く人向かない人 ■■
ビーガン(ベジタリアンの一種)など、動物性食品をほとんどとらない食生活をしている方にとっては、8強野菜ダイエットはすでにほぼ実践しているという点であまり意味がないでしょう。
その他自炊をしない人、野菜が嫌いな人には不向きです。
■■ 8強野菜ダイエットの落とし穴 ■■
お菓子類や酒類などの嗜好品については食べて良いとも良くないとも決めれらていませんので、これらが止められない(依存的になっている)方は、それが原因で8強野菜ダイエットを行ってもやせないかもしれません。
8強野菜ダイエット中であっても、それらにはある程度の節制が必要と思われます。