胃袋ダイエット
2008.05.07
ひとことで言うと:現代版腹八分のすすめ
ダイエットガイド 河口哲也
■■ 胃袋ダイエット発案者プロフィール ■■
松本裕彦(まつもとひろひこ)氏。外科医。1960年兵庫県生まれ。京都府立医科歯科大学卒業後、同大学院修了。済生会京都府病院、京都府立医科歯科大学病院を経て平成11年兵庫県神戸市に甲南回生松本クリニックを開業。日本外科学会認定医。日本消化器外科学会認定医。
■■ 胃袋ダイエット概略 ■■
人が太っている理由はたった一つ。それは日頃の食べ過ぎにより胃袋が伸びきって容量が大きくなっているため。人が満腹を感じるセンサーは胃袋の入口付近についており、胃袋の容量が大きくなっている人はその分たくさんの食べ物を胃に詰め込まなければ満腹感を感じにくいと松本医師は言います。
そこで、胃袋を小さくする減食トレーニングを行い、少ない量の食事でも満腹感を感じる体(胃袋)にするのが胃袋ダイエットです。
方法は極めてシンプルで「食事毎に3割程度を残し、決して胃袋を膨らませない」「毎日30分だけ軽い運動(散歩)をする」の二つだけ。それさえ守ればカロリーなど気にせず、何を食べても、何回食べてもかまいません。
約半年間そのような生活を続ければ、徐々に胃袋の容積が小さくなり、自然に小食でも満足できる体質(胃袋)になり体重のコントロールが楽になるとのことです。
■■その他ポイント■■
胃袋を膨らませないというのがポイントですから、水やお茶などの飲料も普段の3割減らして飲まなければなりません。
また、3割の減らし方は、いったん普段の食事の量を準備した上であえて3割残すのが良いとのこと。そのような無駄な行為をあえて行うことで、自分が現在減食トレーニング(胃袋ダイエット)中であることをより鮮明に脳に焼きつける効果があります。
さらに、胃袋ダイエット中は他のダイエット法は併用してはいけません。胃袋ダイエットはそれだけでダイエットの必要十分条件を満たしているので、あえてリスクを増やす他のダイエット法を行うことを禁じています。