すきっ腹ウォーキングとは逆に「朝食を食べるべき」という主張は良く聞かれます。しかし、そのように朝食を食べるべきだと主張する方の根拠は「作業効率が良くなるから」であり「健康になるから」ではない場合が多々あります。

栄養学や心理学は時に使用者が労働者を効率的に働かせるために使われます。場合によっては国家が国民を効率的に働かせ、生産性を上げさせる目的でも利用されます。その場合あくまでも効率を上げることが主目的であり、労働者等を長生きさせる（健康にする）ことが目的とはなりにくいのが現状です。

そういう意味では「すきっ腹ウォーキング」は動物として人間がもつ自然のリズムに生活をできるだけ合わせようという健康志向が貫かれており、ある種の気持ちよさを感じます。

日中にストレスフルな（不自然な）活動を余儀なくされている方にとって、さらにそれをすきっ腹で行うことはストレスマネジメントの観点からおすすしません。「すきっ腹ウォーキング」は、それを実際にスムーズに行える環境にあるかどうかが、向く人と向かない人の分岐点になると思われます。

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