5.すべての糖質を避ける
糖質を摂取すると、体内環境を悪化させるので避けなければなりません。ですから、砂糖や果糖、乳糖の他、それらを含んだお菓子、ジュース類、加工品などの摂取を避けなければなりません。また、体内で糖分に変化する、デンプンを多く含んだ食材(ご飯、根菜、豆類など)やアルコール、酢なども同じ理由で避けます。
7.体内で消化しきれないものは摂らない
体内で消化しきれない食材を摂ると、腸の中でそれらの食材が腐敗し、体体内環境を悪くすると宮本氏や永沢氏は主張しています。ですから、体内で消化できない食材を摂取するのを避けましょう。具体的には、乳製品、魚介類や肉類の内臓、魚卵類、市販のハム、ソーセージ、かまぼこなどです。ただし、乳製品ではあってもバターと硬質チーズは例外です。乳製品を避けなければいけない理由は、乳製品に含まれる乳糖にあります。乳糖は腸内の悪玉菌のエサになり、腸環境を悪くします。しかし、バターや硬質チーズは、牛乳の脂肪を凝縮し、乳糖が乳酸に変質しているので、ほとんど乳糖が含まれていません。ですから、硬質チーズやバターだけは乳製品であっても摂取しても大丈夫です。
8.水分補給しっかりと行う
水分をしっかりと補給することで、老廃物が排出され、体内環境が改善されます。冬ならば1日3.5リットル、夏なら1日5リットルの水は飲むようにしましょう。なお、水分補給をする際は、水に少しの塩を混ぜてください。水分に少量の塩分が含まれると、体内で水分が保持されやすくなります。ですから、水100gに対して塩0.5gの割合で混ぜて飲むようにして下さい。ちなみに、使用する塩は、食卓塩(化学塩)ではなく、天然塩を使用してください。
9.食べたものをしっかり排出させる
体内に入ったものを速やかに排泄させるのは、食事の改善と同じくらい大切です。なぜなら、排泄が上手くいかないと腸内で食材が腐敗し、腸内環境を悪くしてしまうからです。便秘など、排泄が上手くいっていない人は、ルール1~6を忠実に実行して下さい。そうすることで、排泄が改善されます。
■■ 世にも美しいダイエットの1週間の食事例 ■■
※青菜ジュースとは、ミネラルウォーターと氷、塩、レモン汁、小松菜、青じそをミキサーにかけた飲物。
■■ 世にも美しいダイエットのダイエットガイド的解釈 ■■ (執筆:河口哲也)
今から15年ほど前に、作家の宮本美智子氏が「世にも美しいダイエット」と命名されたダイエット法を提唱し、話題になりました。
今でこそ、低糖質系のダイエット法はたくさんありますが、当時は、日本人の主食である米を真っ向から否定したダイエット法は少なく、ダイエット界のみならず、広く物議をかもしたダイエット法の一つです。
宮本先生はすでに他界されていますが、世にも美しいダイエットは、ダイエットガイド河口哲也が末長く世に残って欲しいと思っているダイエット法の一つです。
注意:文末に書籍の紹介があるダイエット法は、著者等に配慮し、あえてダイエット法の一部のみ、または独自の解釈によりその内容を紹介しております。すなわち、このサイトで得られる情報は、そのダイエット法を正確に反映しておらず、そのダイエット法の雰囲気のみの紹介になります。ダイエット法に対する正確な情報を得るためには、必ず書店等で原書をご購入の上ご確認いただきますようお願いいたします。なお、河口哲也執筆のダイエットガイド的解釈および評価・寸評に関しましては、ダイエットガイド河口哲也の独自の意見ですので、著者等への配慮はございません。