モーツァルトダイエット
2011.10.06
ひとことで言うと:ストレスは、食べること以外で解消しなさい
ダイエットガイド 河口哲也
■■ モーツァルトダイエットの発案者プロフィール ■■
深川光司(ふかがわ こうじ)。1956年生まれ。福岡県出身。医療法人ストレスケア若草深川内科クリニック院長。医学博士。日本内科学会認定医。日本内分泌学会、日本心身学会、日本肥満学会、日本糖尿病学会に所属。九州大学医学部を卒業後、肥満研究のためアメリカルイジアナ州立医学部生理学教室に留学。その後、九州厚生年金病院、九州大附属病院第一内科、福岡県立遠賀病院内科医長、大分医大内分泌内科の経験を経て、2003年に医療法人ストレスケア若草深川内科クリニックを開院する。主な著書に「聴くだけでやせる!モーツァルトダイエット/KKベストセラーズ」「音楽が糖尿病を治す―1日25分聴くだけで血糖値が下がる!/マキノ出版」などがある。
深川富美代(ふかがわ とみよ)。1960年生まれ。福岡県出身。医療法人ストレスケア若草深川内科クリニック副院長。福岡女子短期大学助教授。大分大学芸術療法非常勤講師。音楽療法士。日本音楽療法学会認定音楽療法士。医学博士。臨床心理士。日本心身医学会所属。アメリカセンテナリー大学音楽科卒業後、大分県精神保健福祉センターデイケア音楽療法講師、大分大学芸術療法非常勤講師、福岡女子短期大学助教授などの経験を経て、現職に就く。主な共著として「幸せ美人になれるフェロモンイメージング/マキノ出版」「聴くだけでやせる!モーツアルトダイエット/KKベストセラーズ」「音楽が糖尿病を治す/マキノ出」などがある。
■■ モーツァルトダイエットの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)
モーツァルトダイエットとは、モーツァルト作曲の音楽を聴くことで心身をリラックスさせ、体内のホルモンバランスを整え、痩せやすい体質を手に入れることを目標としたダイエット法です。
私たちは様々なホルモンにより体内環境を保っています。もしホルモンのバランスが崩れてしまうと、体内に様々な悪影響をもたらします。そのホルモンバランスを崩す原因のひとつがストレスです。
私たちは、脳の視床下部と呼ばれる器官でホルモンをコントロールしています。ストレスを受けると、この視床下部が影響を受けホルモン分泌が異常をきたします。そのようなストレスを受けて盛んに分泌されるホルモンの一つがコルチゾールです。
コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるホルモンで、体脂肪を蓄積させたり、体内でのエネルギー消費を低下させる作用を持ちます。つまりストレスを抱えすぎるとコルチゾールが多量に分泌され、太りやすい体質となってしまうのです。このコルチゾールとストレスの関係に着目したのが深川光司先生でした。
現代人の生活はストレスを受けやすく、体内でのコルチゾールの分泌が多くなっていると深川光司先生は言います。そこでストレスを緩和させるために発案されたのが「モーツァルトダイエット」です。
音楽を聴くと副交感神経と呼ばれる神経が活発になります。この副交感神経が活発になると、私たちはリラックスした状態になります。要するに音楽を聴くことでストレスが緩和し、コルチゾールの分泌を抑えることができるのです。
なお、音楽であれば何でも良いというわけではりません。深川先生の研究によると、モーツァルト作曲の音楽が最もリラックス効果が得られることが分かっています。モーツァルトダイエットにおいては、その名の通りモーツァルトが作曲した音楽を聴くようにしてください。
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