体内水分ダイエット
2011.10.06
ひとことで言うと:腎臓に負担をかけない暮らしが肝要
ダイエットガイド 河口哲也
■■ 体内水分ダイエット発案者プロフィール ■■
Linda Lazarides(リンダ・ラザリデス)。イギリスの栄養療法士。The Wellington Centreの創立者。1990年からイギリス政府の以来を受けて栄養療法の専門家チームを結成する。2000年にはイギリスの栄養療法会議の代表として出席する。主な著書は「The Big Healthy Soup Diet: Rejuvenate Your Body and Lose 10lbs in Week. Linda Lazarides/Thorsons Publishers」「Linda's Flat Stomach Secrets/Waterfall 2000」「The Nutritional Health Bible/Thorsons Pub」などがある。
■■ 体内水分ダイエット推薦人プロフィール ■■
田中良(たなか りょう)。1954年生まれ。長崎出身。東京大学医学部非常勤講師。消化器病学会関東支部評議員。肝臓病学会東部会評議員。内科学会指導医。内視鏡学会専門医。東京大学医学部医学科を卒業後、米国のアルバート・アインシュタイン大学肝臓研究センター、東京大学付属病院、三井記念病院、朝日生命成人病研究所での経験を得て、日本赤十字社医療センター消化器内科部長を勤める。監修本に「ガン長寿学―ガン患者と家族と医療専門家のためのハンドブック/廣済堂出版」「ヨーロツパ流体内水分ダイエット―1週間で7キロやせる/実業之日本社」などがある。
■■ 体内水分ダイエットの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)
体内水分ダイエットとは、適切な食生活を行ない、体内環境を整えることで、体内に溜まっている余分な水分を排出して痩せることを目標としたダイエット法です。
現在のダイエットの専門家の多くは、脂肪を減らすことを中心にダイエット指導を行ないます。それは余計な体重の元凶は全て脂肪にあるという前提で行動しているからです。ですから彼らはとにかく摂取するカロリーを制限し、運動をさせることで余計な体脂肪を燃焼させようと試みるのです。
しかし、摂取カロリーを減らしたり、運動をしっかりと行なっていても体重が減らない人がいます。リンダ先生は、それらの人々に着目し体内水分ダイエットを発案しました。
ヒトの体は50~60%が水分でできています。そして、この水分量を保つために様々なホルモンや臓器などの働きを活用しています。ですから、普段より大量の水分を摂取してもやがて一定の体水分量に調節され体重は増加しません。通常余計な水分は腎臓を介して尿として排出されるからです。
しかし、これらのシステムに異常がでてくると、体液が排出されずに体内に蓄積されます。場合によっては3~9kgの水分量が体内に蓄積することもあります。
もしカロリー制限や運動を行なっていて、なおかつ特別な病気にかかっていないのに痩せないのであれば、体内に水分が蓄積されて体重が増加しているかもしれません。そのような場合、これらの余計な水分を排出することにより減量が可能となるのです。
以上のことを踏まえつつ、体内水分ダイエットは3つのステップを経て実践することになります。
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