3・1・2弁当箱ダイエット法(群羊社)/針谷順子著、足立己幸監修
評価:★★★★☆
本書の冒頭の一文「この本の趣旨は、『弁当づくり』や『やせるためのダイエット法ではありません』。だったら”ダイエット法”って表題をつけるなよ!!書名だけで買っちゃったじゃないか!!!という個人的なツッコミはさておき、弁当箱の大きさでカロリーコントロールをするという発想は、応用次第では、なかなか魅力的なダイエット法に発展しそうな感じがします。ただし、著者も言うとおり、この本の趣旨はダイエットではなく、あくまでも弁当箱で学ぶ望ましい食生活について。
まず、自分の体格や活動量に見あった大きさの弁当箱を選んで、その弁当箱に主食、主菜、副菜が3:1:2の割合(表面積)になるように料理を詰める。そうすると、栄養学的にバランスのとれた弁当(献立)が完成するといった内容です。
人は毎食ごとに様々な栄養素をバランスよく(複合的に)食べなければならないのか?という点には疑問が残りますが、オーソドックススタイルの栄養指導を行う栄養士さんの一般人向けて指南書としては秀逸だと思います。ただ、やはり「ダイエット法」という表題は、やせるためのダイエット法のことだと勘違いして買ってしまう人がいるであろう点は問題なので、☆1つ減らして☆4つ。
追伸:Dietという言葉は、”語源”的には「正しい食事(規定食)」ということは私も存じ上げております。