〇毎日必ず生玄米を食べること

昼食に100gの生の玄米を食べます。ただし、仕事や学業など忙しい現代人が、常に同じ時間に同じものを食べられるとは限りません。ですから、もしお昼時間に生玄米が食べられなかったとしても、その分を他の時間で摂取するようにしましょう。

〇生玄米と合わせてナッツ類も食べるようにする

ナッツ類には食物繊維やビタミンB群、ミネラルなどダイエットに効果的な栄養素を多く含みます。また、血行を良くする不飽和脂肪酸（ふほうわしぼうさん）も含むため、美容効果も期待できます。なお、酵素を摂取するためにもできるだけ生ナッツを食べるようにしてください。また、栄養素の多い皮の部分もセットで食べるようにしましょう。

〇緑色の濃い葉物野菜を生で食べる

野菜には健康的にやせるために必要な酵素や食物繊維が多く含まれています。その中でも緑色の葉物野菜には特にそれらの栄養素が凝縮されています。また、カルシウムも豊富に含まれており、それが新陳代謝の向上に貢献するので二重のダイエット効果を目指せます。ですから濃い緑色の葉物野菜を積極的に食べるよう心がけましょう。

〇果物は皮付きで食べる

果物には葉物野菜と同じくダイエットには欠かせない酵素や栄養素の宝庫です。しかし、それらの多くは皮に含まれているのだそうです。また皮付きで食べることで必然と噛む回数が増え、少量でも満腹感を得られます。ですから、果物を食べる場合は皮付きで食べるようにしてください。なおバナナやスイカなどように皮が硬いものは避け、基本的に皮が固くないものを食べるようにしましょう。

〇ゆっくり時間をかけて食べる

生の食材は火を通したものよりも硬いため、ゆっくりと噛んで食べるようにしてください。なお、噛み砕かずにそのまま飲み込むと、本来ある栄養素を吸収することが出来ないだけでなく、消化不良をおこして胃腸を傷つける危険性も出てくるので注意が必要です。

〇なるべく有機栽培や国産の食材にする

基本的に生でなおかつ皮ごと食べるため、農薬を気にせず食べられる有機栽培された食材を選ぶことが理想です。もし有機栽培の食材が手に入りにくい場合は、国産の食材を選びましょう。国産であれば1分程度水に晒せばだいたいの残留農薬を流すことが可能だとペジュン先生はコメントしています。ただしミカンやビワ、キウイ、桃などは皮を剥いで残留農薬検査を行うため、できるだけ有機栽培のものを選びましょう。

〇生の食材と加熱処理された食材は別々に食べる

生の食材と加熱処理された食材を混合に食べると、生の食材のもつ栄養素の効果が減るとのこと。それを避けるために、続けて食べるにしろ30分から1時間程度の時間を空けましょう。

〇玄米と果物を一緒に食べない

玄米と果物を一緒に食べると腸内ガスが発生しやすくなるため、できるだけ一緒に食べるのは避けましょう。食事間隔の目安としては30分程度空ければ問題ありません。

〇好転反応を理解する

この食事法を実践してしばらく経つと、胸焼け、便秘や肌荒れなどが悪化する場合があるようです。しかしペジュン先生によれば、これは細胞が生まれ変わる時に起こる現象で、問題はないとのこと。目安としては2週間から2ヵ月程度で治ります。もし症状が2ヵ月以上続くのであるならば、この食事法を中止して医師に相談してください。

〇我慢はなるべく避けること

もし生玄米ダイエットをはじめて、3食好きなものを食べたいと感じた場合は好きなものを3食食べましょう。ただし体を浄化するのに最低でも1週間程度かかるとのことなので、この食事法を1週間以上続けてから行うようにしてください。なおペジュン先生は2週間程度好きに飲み食いしても問題はなかったそうです。

〇食べ過ぎた翌日の食事

仕事や友人との付き合いでどうしても飲み食いせざるおえない状況もあるはずです。そういう時はストレスを溜めないという意味でも、気にせず食べるようにしましょう。ただし、その翌日の夕食は好きなものを食べるのではなく、朝は皮付きの旬の果物2種類以上と薄皮付き生ナッツ2種類上、昼は生玄米100gと緑色の葉物野菜8枚程度、薄皮付き生ナッツ2種類上食べ、夜は朝と同じメニューを食べるようにしてください。

〇無理な運動はしない

痩せるためということで運動を行うとストレスが溜まってしまうため、無理な運動は避けるようにしてください。基本的には食事法だけで痩せますが、それで物足りないと感じる方は移動の際にできるだけ階段を使うことや、週3回、1回10分程度の上半身のストレッチを行うようにしましょう。生玄米ダイエットの食事メニューには筋肉を作る良質なタンパク質が豊富なため、少しの運動でもしなやかなで美しい体を作ることが出来るのだそうです。

なお文末の書籍の中ではペジュン先生のおすすめのストレッチが掲載されていますので、興味のある方は本書を購入してお読みください。

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