Q脳ダイエットダイエット
2011.09.24
ひとことで言うと:一人会議の達人への道
ダイエットガイド 河口哲也
■■ Q脳ダイエットダイエット発案者プロフィール ■■
内山明好(うちやま あきよし)。医学博士。1980年に浜松医科大学医学部卒業後、同大学の整形外科学講座の助手を務める。1983年~84年の間にハーバード大学で骨疾患研究所に留学。1991年からエーザイ株式会社に入社し、臨床開発やファーマコビシランス、薬事部門長を経て医学情報・薬事政策担当執行役員になる。2002年にはグラクソ・スミスクライン株式会社に入社し、取締役開発本部副本部長や市販後調査管理責任者、薬事担当を経て臨床開発を担当する。2004年に株式会社アーテイジを設立し、予防医学、栄養情報の提供、サプリメント開発、栄養士の育成、健康料理教室などを行なう。2008年よりアーテイジ虎ノ門クリニック栄養代謝研究所を立ち上げ、肥満カウセリングや肥満予防プログラムなどの開発を行なっている。
■■ Q脳ダイエットダイエットの概略 ■■ (執筆:比嘉 武詩)
Q脳ダイエットとは、脳の働きに着目し、大脳生理学的に混乱のない方法でダイエットを成功させようとする試みです。
私たちの脳は、基本的な生命活動の維持に使用される原始的な脳と、計算や言語、認知力、抽象概念などを処理するために使用される比較的最近できた脳に分けられます。内山先生はこの原始的な脳を「Quest脳」と名付け、新しい部分の脳を「Self脳」としました。それらを約して「Q脳」「S脳」と呼びます。
Q脳は基本的な欲求を満たすために働くため、食欲に関してもQ脳が担当します。つまりQ脳のコントロールこそがダイエット成功のカギを握っているというわけです。
■■ Q脳ダイエットの実践方法(一部のみ) ■■
○バランスのとれた食事を心がける
ダイエットの導入時期は、ご飯やパンなどの炭水化物、肉や魚などのタンパク質、野菜類の3種類をバランスよく食べるようにしつつ摂取エネルギーを減らします。
具体的にはこれまで食べていた食品の炭水化物量を1/3に減らし、その分を野菜で補うようにします。
そのことで体重が落ち始めてきたら、さらに炭水化物を玄米や全粒粉パンなどの食物繊維を含むものに変えます。また、バターや牛肉などの動物性の油脂を避けオリーブ脂や魚などの油をとるようにします。
次の段階では炭水化物1/3、タンパク質を1/3に減らし、その分を野菜類で補うようにします。目標体重を達成し、体重維持の時期に差し掛かったら、基本的に食事制限はありませが、過食や夜遅く食べるなどの太るような食生活は避けるようにします。
○食事の盛り付け方
ダイエットを始めて、視覚的に食事量が減ってしまうとS脳がQ脳より優位になり、Q脳にストレスがかかります。そうなると、体重維持期になってS脳の働きが弱まったころにQ脳が解放されてしまうことで、過食に走っり結果的にリバウンドにつながってしまいます。
ですから、目からの刺激でQ脳にストレスを与えないように食事をする際は小皿にたくさんの種類を食材を入れて視覚的に満足するような工夫が大切です。
○食事のしかた
食事をする際は、「野菜類→タンパク質・炭水化物」の順で食べるようにします。また食べ物はよく噛んで飲み込むようにします。野菜は歯でしっかりとすりつぶすことで、その食物繊維の働きにより余計な脂質や糖質の吸収を抑えてくれます。さらに、よく噛んで食べることで、食事のスピードも抑えられます。脳は食事をして15~30分の間に満腹を感じるインスリンというホルモンを分泌するように指示します。つまりゆっくり食事をとることが、過食を防ぐ有効な手段となるのです。
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