2011.10.01

ひとことで言うと：忙しい人は、自分を追い込みすぎないダイエットを目指せ

ダイエットガイド　河口哲也

Heather Bauer(ヘザー・バウアー)。栄養士。ダイエット指導者。Nu-train創設者。ウィスコンシン大学で公認栄養士の資格を取得。その後、ニューヨークのマイモニデス・メディカル・センター、マンハッタンのエキノックス・ヘルスクラブの栄養学のコンサルタントを務め、2001年にダイエットのプラベートカウセリングを行うNu-trainを設立。主な著書に「Bread Is the Devil: Win the Weight Loss Battle by Taking Control of Your Diet Demons/St Martins Pr」「Variations in the Expressions of Inka Power (Dumbarton Oaks Other Titles in Pre-Columbian Studies)/Dumbarton Oaks Research Library and Collection 」などがある。

Kathy Matthews(キャシー・マシューズ)。インディアナ大学でエリア真核細胞生物学、細胞骨格およびシグナリング教育を行う。スティーブン・プラット博士の「Super Foods」など15冊のベストセラー共著を持つ。主な共著に「SuperFoods Rx: Fourteen Foods That Will Change Your Life /William Morrow; 1 edition 」「Nutripoints: The Breakthrough Point System for Optimal Nutrition /Harpercollins」「The Savvy Mom's Guide to Medical Care: Everything You Need to Know to Get Top-Quality Care for Your Child-From One of the Nation's Leading Physicians/Griffin; Reprint edition」などがある。

ウォール・ストリート式ダイエットとは、その人の食事パターンを「あるだけ食べる人」と「適量に食べる人」の2つに分類し、それぞれに対して痩せるための食生活を提案したものです。

ニューヨーク、マンハッタン島にあるウォール・ストリートは、言わずと知れた世界金融の中心地です。そしてそこで働くパワーエリートの多くは、日々様々プレッシャーの中、超多忙なビジネスライフを送っています。

そんなウォール・ストリートのビジネスパーソンを相手にダイエットに関するコンサルティングを行っている栄養士ヘザー・バウアー（Heather Bauer）先生は、それら超多忙なビジネスパーソン向けのダイエット法を考案しました。

まず、ヘザー先生は、カウンセリングを受ける肥満者の共通点を研究しました。その結果、仕事に追われている人には「強制的な食事」と「社会のプレッシャーによる食事」の2つの食事傾向があることを発見しました。

「強制的な食事」とは、仕事に追われている人が、食事の暇をおしむため手軽にハンバーガーやお菓子類などのジャンクフードばかりを食べる食事傾向を指します。

一方、「社会のプレッシャーによる食事」とは、仕事上の付き合いの食事がらみで、不健康的な食事を余儀なくされている食事傾向を指します。

ウォール・ストリート式ダイエットは、それの食事傾向がある超多忙なビジネスパーソンに対して、なるべく生活習慣を変えることなく実行できるダイエットを目指しています。

このダイエット法の特徴は、まずはその人の食事の傾向から、「あるだけ食べる人」と「適量に食べる人」に分類し、それぞれに適した食生活を構築することにあります。

「あるだけ食べる人」とは、皿に盛られた食事を全て食べないと違和感を覚える人です。

「適量に食べる人」とは、皿にどんなに盛られていても、満腹になると手を止められる人のことを言います。

例えば、質問表を参考に、自分がどちらの傾向なのかを判断しましょう。そして、それぞれに応じて次の行動を実践します。

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