韓国式 生玄米ダイエット(講談社)/ぺジュン著
評価:★★★☆☆
現在主食用として流通している美味しいといわれる部類のお米は、タンパク質が極限まで減らされ6パーセント程度しか含まれていません。つまり、白米はもはや糖質の塊になってしまい、主食というより機能的にはデザート(嗜好品)の部類になってしまったと私は思っています。
そんな中、ダイエットガイドとして、嗜好品になってしまったお米の代替食品について考え続けてきましたが、玄米や発芽玄米ではダイエット系食品としては弱めだし、雑穀類ではかえってコストが高くなったり、取扱いが難しい点に頭を悩ませていました。
そこで、目にしたのがこの韓国式生玄米ダイエットです。玄米を生で食べるというのは、禁じ手ではありますが(消化性が悪すぎるので)、嗜好品になってしまった米に対するアンチテーゼとして、ある種、魅力的な響きを持っています。コストも安いし、消化性が悪いのは周知の事実、玄米なら白米に比べてタンパク質も多いし、長期保存も可能で、持ち運びも便利、成分についても調べつくされている、、、という利点が多々あるからです。
ただ、現段階では著者に栄養学的な知識が不足しているため、全体としてもう少しブラッシュアップしなければ、このダイエット法が人気を出すのは難しいでしょう。(ダイエットガイド.jpより)
韓国式生玄米ダイエット(ダイエット100選)