ケトン体ダイエットは心臓疾患の危険が高くなる!?
順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授である白澤卓二先生によると、ケトン体ダイエットを行うと心臓疾患の危険が高くなるとのことだ。ケトン体ダイエットとは、いわゆる「糖質制限」系統の極端なものです。
人は食事から糖質(炭水化物)を極端に減らした場合、インシュリン(インスリン)が作られず糖が血中から無くなってしまうため、その代わりのエネルギーとして、体内の脂肪が分解された「ケトン体」が使用されます。血糖が無い為に、血液中にケトン体が増えていて、それがエネルギーとして使われている状態を「ケトーシス」と呼びます。ケトーシス状態では脂肪が分解されているため余分な脂肪が減ります。このようなダイエットをケトン体ダイエットと呼びます。
このケトン体ダイエットの研究を産業技術総合研究所の生物機能工学研究部門の大石勝隆研究グループ長が行った結果、なんと心臓疾患の危険性が高まったという報告がされているとのことだ。
この研究ではマウスにケトン体ダイエット餌を2週間摂取させ、その後の血液を調べたもので、血液を凝固しやすくする「PAI-1」というタンパク質の血中濃度が上昇していることが判明したとのことだ。
糖質制限系ダイエットも極端に行うとやはり危険なのですね。
以上
(2012/11/14)
執筆:比嘉武詩
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