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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

朝だけダイエット

【朝だけダイエット】評価・寸評.jpg

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更新日 2013-03-20 | 作成日 2007-11-18

■■ 朝だけダイエットのダイエットガイド的解釈 ■■ (執筆:河口哲也)

朝食200.jpg朝だけダイエットは、基本朝食を抜くだけという非常にシンプルなダイエット法ですが、健康に関する専門家である医師が「朝食を食べない」ことのメリットを示したという点で当時としては極めて斬新で挑戦的なダイエット法でした。

ダイエットに限らず、「朝食は摂るべきではない」という情報を日本で発信すると、様々な集団とのあつれきを生んでしまいます。

例えば、産業界や教育界。産業界は労働者の生産性を上げるために、朝食を摂るべきだとの運動をこれまで行ってきました。そうすることで、労働者の午前中の生産性が増えると考えたからです。

教育界も同じ。朝食を食べる習慣がある子とない子を分け、午前中の作業能率を比べたり、学業成績を比べたりした場合、朝食を食べる習慣がある子の方がどちらも優れているという理由などで、朝食を食べる習慣をつけることをすすめています。

余談になりますが、これらは、何がしかの調査結果に基づいているとはいえ「朝食を食べる方が頭が良くなる」という単純な結論には、私ダイエットガイド河口は疑問を持っています。

と言うのは、子どのも食習慣と学業成績との関係についての調査は、そのほとんどが、子供の家庭環境、とくに親の収入や就業状況について考慮がなされていないからです。

朝食を食べる習慣がある子供は、もしかしたら片親もしくは両親が家事に専念できるほどの十分な収入があり、学習塾などにもその多くが通っているかもしれません。一方、朝食を食べる習慣がない子供の一部は、親が共に長時間労働者で、朝食の準備に十分な時間をかけられないような環境にいたり、親が何らかの理由で夜遅くまで家にいないため、子供が自然と夜更かしして朝起きれなくなっているかもしれません。朝食と学業成績との関係性を正確に知るためには、本来かなり複雑で高度な調査を必要とするはずです。

さて、話はそれすぎましたが、朝だけダイエットの発案者である風本先生は、2008年に医師法違反の疑いで逮捕されるという事件以来、ダイエットに関連する執筆活動等は休止されているようです。
今後の動きに注目していたダイエット法だったがゆえに、逮捕の背景に「朝食を食べるな」と大々的に宣伝したことが一分も関係していないことを願うばかりです。


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注意:文末に書籍の紹介があるダイエット法は、著者等に配慮し、あえてダイエット法の一部のみ、または独自の解釈によりその内容を紹介しております。すなわち、このサイトで得られる情報は、そのダイエット法を正確に反映しておらず、そのダイエット法の雰囲気のみの紹介になります。ダイエット法に対する正確な情報を得るためには、必ず書店等で原書をご購入の上ご確認いただきますようお願いいたします。なお、河口哲也執筆のダイエットガイド的解釈および評価・寸評に関しましては、ダイエットガイド河口哲也の独自の意見ですので、著者等への配慮はございません。