朝食を食べなければ糖尿病になる?
順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授で、アンチエイジングの第一人者でもある白澤卓二先生が、「朝食を抜くと糖尿病になりやすく、寿命が短くなる」という記事を掲載していたので、その内容を紹介します。
内閣府がだした現代の若者の「食育の現状と意識に関する調査」によれば、「朝食をほとんど食べない」と回答した人は20代男性で16.9%、20代女性で7.3%となっている。これは年代別で考えるととても高い割合になるようで、ちなみに60歳以上の男女は「朝食はほとんど食べている」という回答が90%を超えているとのことだ。
朝食を抜くとなぜ糖尿病になりやすいのか・・・それはインスリンと呼ばれるホルモンが関係しているからです。
インスリンは、食事を摂取した後に上昇した血糖を下げる働きがあります。白澤先生によれば、朝食を抜く人は昼食後の血糖値の上がり方が、朝食を食べた人よりも高いとのことだ。
血糖値が急激に上昇すると、それに合わせて体は無理をしてインスリンをたくさん分泌させます。それを日々行っていることで、インスリンの効果が減っていき、最終的にはインスリンが効かなくなる、つまり糖尿病になってしまうとのことだ。
またインスリンには脂肪をため込む作用があるため、過剰に分泌させれば肥満の原因にもなります。さらに、もし糖尿病にかかってしまった場合、平均寿命が10歳から15歳も短くなるというデータも存在します。
ですから、1日3回に分けて食事をすることが糖尿病を防ぐことになるとのことだ。なお、1日3回に食事を分けるといっても、1回分を過剰に摂取しないという前提がありますので気を付け下さい。
以上
(2012/08/14)
執筆:比嘉 武詩
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