ダダモ博士の血液型健康ダイエット
2012.01.13
ひとことで言うと:血液型別性格分類のダイエット版
ダイエットガイド 河口哲也
■■ ダダモ博士の血液型健康ダイエットの発案者プロフィール ■■
Peter J. D'Adamo(ピーター・J・ダダモ)。自然療法学博士。1982年にワシントン州シアトルのジョン・バスティア大学自然療法学科で博士号を取得。その後コネチカット州スタンフォードに「The D'Adamo Clinic」を開業する。2001年に「Institute for Human Individuality (IfHI)」の研究所を設立する。医療に携わるほか、講演会や著作活動にも力を注ぐ。主な著書として「ダダモ博士のNEW血液型健康ダイエット/集英社」「ダダモ博士の血液型健康ダイエット/集英社」「Eat Right 4 Your Type:The Individualized Diet Solution/Putnam Adult」などがある。
■■ ダダモ博士の血液型健康ダイエットの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)
体内に流れる血液は、私たちの健康を示すバラメーターの1つとなります。なぜなら、血液は新鮮な酸素や栄養分を体の隅々まで運び、私たちの生命活動を支えている物質だからです。ですから、もし血液の質が悪くなると、その結果、動脈硬化や脳溢血(のういっけつ)などを引き起こす場合があります。また細胞に新鮮な栄養がいきわたらないことにより代謝の低下がおこり、肥満を引き起こす原因にもなります。
血液の質を悪くする原因の1つとして「レクチン」という物質の作用があげられます。レクチンとは糖と結合するタンパク質のことを指し、この糖と結合する働きを凝固作用といいます。通常は私たちの細胞膜を摂取した糖と結合することにより細胞膜を形成しています。その結果、有害な微生物が体内で繁殖するのを防いでいるのです。つまりレクチンの働きのおかげで私たちは病気にかかりにくくなっているわけです。しかしこの凝固作用が血液の中で行われると、血液が固まり、血管を詰まらせたり、血流を悪くします。
ピーター・J・ダダモ博士はこれらのことに着目し、「血液型健康ダイエット」を発案しました。
そもそもレクチンは大豆やインゲン豆などに含まれるタンパク質で、私たちはそれを食べて吸収します。そして摂取されたレクチンは、通常はそのほとんどが腸で分解されるため、人体に悪影響をもたらしません。
しかし、ダダモ博士は血液型によってこのレクチンの処理に得て不得手があることを見つけました。例えばA型の人の場合、肉類などのタンパク質の分解を苦手としており、それらを常食することでレクチンの悪影響を受けやすくなります。その一方で、O型はタンパク質を常食してもレクチンの悪影響を受けません。
そこで、血液型ごとに次のように食生活を変えることを提案しています。
ダダモ博士の血液型ダイエットの実践は次ページにつづく
ダダモ博士の血液型ダイエットのダイエットガイド的解釈は最終ページへ
ダイエット法100選にもどる
その他ダイエット法にもどる