乳製品には痛風予防効果がある!?
アンチエイジングの第一人者で、順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授を務める白澤卓二先生が、乳製品に痛風予防効果があるという記事を掲載していたので、その内容を紹介します。
「痛風」とは
痛風とは、体内の尿酸濃度が著しく上昇し、特に体温が低い足部などで尿酸が溶解しきれずに関節内で結晶化し、それが原因で激しい痛みがでる病気です。
なお痛風を引き起こす「尿酸」とは、プリン体と呼ばれる物質の代謝産物であり、プリン体を多く摂取すると高尿酸血症さらには痛風の引き金となると考えられています。
痛風の原因と、予防効果の実験
プリン体は肉、魚、乳製品や野菜にも含まれる物質です。ですが同じプリン体でも、肉や魚に含まれるプリン体が痛風発作のリスクを高めるのに対し、乳製品や野菜に含まれるプリン体は高めないことがわかった。
これはマサチューセッツ総合病院リウマチ科のヒョン・コワ博士の実験で分かったとのことだ。ヒョン先生によれば、「肥満傾向があり肉をたくさん摂取する男性」を対象に痛風発作リスクを調べたところ、そうでない人に比べて2.25倍あったことが分かった。
さらに魚の摂取量も同じように調べたところ、魚の摂取量が多い人は、そうでない人に比べて2.73倍の発作リスクがあったとのことだ。
しかし一方で、乳製品の摂取量が多い人は、摂取量が多い少ない人に比べて0.74倍と痛風発症リスクが減少していた。
尿酸値の高い人にはコーヒー牛乳を
白川先生によれば、コーヒーにも痛風予防効果が認められているとコメントしている。そして、尿酸値の高い人はその二つの効果を得るために「コーヒー牛乳」を摂取することを勧めています。
ただしコーヒー牛乳には糖分を添加しないことと、コーヒーフレッシュなどの疑似製品を使用するのではなく、ちゃんとした牛乳を使用することが大切とのことだ。
(2012/09/10)
執筆:比嘉武詩
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