腱鞘炎を改善するツボとは
2012年10月5日に発行された株式会社まぐまぐの「健康のまぐまぐ」にて、博心堂鍼灸院で院長を務める鈴木宣博先生が、腱鞘炎(けんしょうえん)を改善するツボを掲載していたので、その内容を紹介します。
鈴木先生によれば、腱鞘炎の原因は手首だけでなく、肘や肩や背中に負担がかかっているからとのこと。そのため、手首だけのケアでは腱鞘炎の根本的な解決にはなりません。
基本的には「十分な休養」が改善策なのですが、もしそれができないのであれば、「肘から手までを温浴(おんよく)」することです。温水に柑橘系の果物の皮を浮かべたり、アロマテラピーの精油などを適量垂らせばリラックス効果も得られ、肩から腕の緊張も取れさらに効果が上がります。
後は下記で紹介するツボ療法を実践してください。
小手先のツボ療法のやり方
(1)痛い手の甲の「指の骨の間」を反対側の手の親指と人差し指でつまむように挟みます(写真①を参考にして下さい)。
※親指の腱鞘炎(ド・ケルバン症候)であれば、親指と人差し指の間をつまみます。
※手首を手のひら側に折り曲げにくい時は、人差し指と中指の間をつまみます。
※手首を手の甲側に反らしにくい時は、小指と薬指の間をつまみます。
(2)つままれた手を胸の前あたりで押さえておきます(写真②を参考にして下さい)。
(3)痛い側の肩を大きくまわしながら、押さえている「指の骨の間」が揺れ動くのを感じられるところまで、押さえている位置を変えていきます。
(4)呼吸は鼻から息を吸い込んで、口からほーっと抜きながらカラダの力が抜けていくことを意識します。
(5)時間のある時に気晴らし程度に行いましょう。すると、徐々に手首の症状が楽になります。あまり根を詰めて行うと、節々に熱をこもらせてしまうので、痛みを感じない程度に行いましょう。
以上
なお鈴木宣博先生に関する記事として
「目の疲れをとるツボとは」
「頭痛を改善するツボとは」
「吹き出物を抑える運動とは」
「寝起きを良くするツボとは」
「顔の血行を促すツボ療法とは」
「お腹の調子を整えるツボとは」
「突然の胃痛を改善するツボとは」
などもありますので、興味のある方はお読みください。
(2012/10/17)
執筆:比嘉武詩
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