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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

ローフードダイエット(笹生式・関戸式・吉川式)

【ローフードダイエット】評価・寸評.jpg

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更新日 2013-03-20 | 作成日 2007-11-18

■■ ダイエットガイド的解釈 ■■ (執筆:河口哲也)

ローフード200.jpg結局のところ、ダイエットとは食生活にどのようなシーリングをかけるかという方法論ですが、ローフードダイエットの基本生モノしか食べないというシーリングのかけ方は、非常にシンプルでかつ強力な規範力を持っています。

また、生の食品には特別な力が宿っている(活性を失っていない食物酵素が多いのは事実です)とのある種宗教的な信条を元に、食に対する価値観を変えるのは、おそらく科学的な情報をもとにそれらを変えていくよりも、機能しやすいであろう点も評価できます。

例えば、「脂がのったステーキは美味しいし、食べるとすごくリッチな気分になる」という価値観を持っている人がいたとして、「霜降り肉はカロリーが高いので痩せたければ食べるのをやめろ」と栄養学的に正しいことを言っても、おそらく本人の価値観は変わらず、何かにつけて脂がのったステーキを食べ続けようと努力するでしょう。

しかし、その人を牛の屠殺場に連れて行き、生きた牛の眉間に屠殺用の銃が突き付けられ、銃弾が撃ち込まれた後に傷口にワイヤーが差し込まれ神経が破壊される様を見せたならば、多くの場合一時的にでもステーキ自体を食べたくなくなるか、食べるとしても以前とは違う気持ちで食べることになるはずです。

それは、牛が死ぬ様をリアルに見たことによって、その人にとって「ステーキ=美味しくてリッチな食べ物」という価値観に「ステーキ=命」という別の価値観が加えられるためにおこる現象です。

このようにある個別具体的な価値観を変えるには、その価値観そのものを変えようとするよりも、さらに高い次元の価値観を変えるという遠回りをすることで、求める結果が得られやすくなることが多々あります。

少し、話がそれましたが、そういう意味で多少宗教的な信条であっても、筋さえよければダイエットを容易にするという観点から、必ずしも排除すべきではないという考えを私ダイエットガイド河口は持っています。

なお、ローフードダイエットで言えば、比嘉君が紹介しているダイエット本の他に「ローフード/石塚とも著/ハーモニクス出版」などが実践記録風に書かれていて読みやすいので、さわりだけ知りたいのならこちらの方がよいかもしれません。

末筆ですが、ローフードダイエットでは、食物酵素を多く取れるというメリットはありますが、食材を基本加熱しないわけですから、有害無害にかかわらず、食品に付着した細菌やウイルスを体内に取り込みやすいことは少なくとも頭に入れておいてください(食材はよく洗って食べましょう)。


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