ブーム終了難しくない
百家争鳴ダイエット学(2005年2月3日沖縄タイムス寄稿文より改変)
今でこそ本土でその筋の団体に顔を出せば「アンタか!」と目の前から後ろ指を指されるようになったが、沖縄ではまだほとんどの人が私のことを知らない。
まさかアミノ酸ダイエットブームやにがりダイエットブームを終わらせた男が奥武山公園をフラフラ散歩しているとは思わないのだろう。
ダイエットのブームを作るのは現実的にかなり難しい。科学的な根拠、宣伝のための潤沢な予算、豊富な在庫などの必要条件を満たしても、最終的には"運"と思われる要素も必要だからだ。
ところが、ダイエットブームを終わらせるのはそう難しい話ではない。ある程度ブームが熟するのを待って、それがいつどこでダイエットに効くという歪んだ情報になったのか、つまり伝言ゲームがどこで間違いを犯したのかを丁寧に解説してやればいいだけだからだ。
どんなに人気が高いマジシャンでも、そのタネを一つ一つ解説する余計な人間が現れるとその人気を維持することはできない。
私にとって、ダイエット情報の収集と発信はライフワークとはいえ趣味の域を超えない。そのため、つい出来心で業界のタブーを破ってダイエット情報の解説屋を始めてしまった。それがダイエットガイド河口哲也の始まりである。
おかげで私が執筆しているインターネットのサイトは、月に数万人の人が訪れるようになり、昨年はダイエットミシュランという本も出版させていただいた。
もともと私はダイエットブームの火消し屋ではなく、ダイエットに困っている人のサポーターになりたかった。特に私が主な活動の場としている沖縄県は80歳以上の長寿者を除けば、間違いなく日本で一番の肥満率を誇る肥満大県である。いや肥満"超"大県と言った方が正確であろう。
今や肥満は県民病であり、県民の健康を確実に蝕み、長寿県沖縄の看板に大きく泥を塗ってしまった。
そんな折り、県内の主要紙にてコラムを書かせていただくことになった。7年前、那覇市の小禄南公民館で作った小さなダイエットサークルから今に至るまで多くの方々から時に罵倒、時に激励されながらこの摩訶不思議なダイエットの世界で見てきたこと、聞いてきたこと、感じたことなどをお話していきたい。
(ダイエットガイド)
百家争鳴ダイエット学2へつづく

前のページへ