漢方でむくみをとり、頭痛を解消する!
2012年3月13日にNHK系列「きょうの健康~漢方で対処!~むくみをとって頭痛を解消~」にて慢性の頭痛をを改善する漢方の内容が放送されていたので紹介したいと思います。
今回番組で解説をする講師は、温知堂矢数医院院長、東亜医学協会理事長、日本東洋医学会名誉会員、東京医科大学兼任講師などを務める矢数芳英先生です。
漢方の考え方の1つに、気血水(きけつすい)おいうのがあり、「気」は生命を支えるエネルギー、「血」は主に血液や栄養、「水」は体の水分を指し、これらの3つの要素のバランスをとることで健康が保たれていると考えているとのこと。
矢数せんせいによれば、これらのうち、頭痛はこのうち、「水」の異常である水滞が起こることで、慢性的な頭痛を引き起こしているのだそうです。なお頭痛は「水」の異常以外に、胃腸の冷え、ストレスや脳の血流障害が原因でも起こるのだとか。
ちなみに水滞とは体内の水分が正常に分布せずに偏ってしまう状態のことを指し、それが原因でむくみが生じるようです。
水滞を改善する漢方薬
1.五苓散(ごれいさん)
五苓散は「猪苓(ちょれい)・茯苓(ぶくりょう)・沢瀉(たくしゃ)・桂皮(けいひ)・朮(じゅつ)」の5つからできています。この五苓散は、雨の日の前日に頭痛を引き起こすなどの症状が出ている患者には90.5%の人が改善するという研究データが出ているようです。つまり気圧の変化によって頭の中にむくみが生じて起こる頭痛に効果的だとのこと。
2.釣藤散(ちょうとうさん)
釣藤散は「釣藤鈎(ちょうとうこう)・石膏(せっこう)・茯苓(ぶくりょう)・半夏(はんげ)・防風(ぼうふう)・菊花(きっか)・人参(にんじん)・麦門冬(ばくもんどう)・陳皮(ちんぴ)・生姜(しょうきょう)・甘草(かんぞう)の11つからできています。この釣藤散は高血圧や動脈硬化がある中高年や、起床時や朝方に痛む頭痛がある患者に効果的なのだそうです。
3.呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
呉茱萸湯は「呉茱萸(ごしゅつ)・人參(にんじん)・大棗(たいそう)・生姜(しょうきょう)」の4つからできています。胃腸の冷えやその他の冷えで起こる頭痛の改善に効果的だそうで、よく偏頭痛などの改善にも処方されるそうです。
きょうの健康~漢方で対処!
漢方で冷えを改善し、慢性の腰痛・関節痛などを解消する!
漢方でむくみをとり、頭痛を解消する!
(2012/03/16)
執筆:比嘉武詩
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