ダイエットが成功しにくいのは脳科学的に証明されている!?(ダイエットガイド.jp)

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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

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更新日 2012-06-24 | 作成日 2007-11-18

ダイエットが成功しにくいのは脳科学的に証明されている!?

インターネットのダイエットに関する調査では、全体で6割、女性だけでは8割以上がダイエットを行っていて、その成功者はなんと2割ほどらしい。

このデータがなくても、ダイエット経験者であれば、太ることよりも痩せることが難しいことが実体験としてわかると思います。

この「ダイエット(痩せる)=難しい」ということについて、アメリカのセル出版が発行するライフサイエンス分野における世界最高峰の学術雑誌「Cell Metabolism」に脳科学的に証明されたことを発表しました。

その研究によると、人間は食事を摂らないと空腹感を引き起こす脳の神経細胞が、自分自身を食べることで「空腹である」というサインを送り、食べることを催促させるのだそうです。

より詳しく説明すると、人間の摂食行動、性行動、睡眠、感情などをつかさどる脳の視床下部にある「アグーチ関連ペプチド(AgRP)ニューロン(神経細胞)」がそれを引き起こさせます。

マウスを使った実験では、空腹状態(飢餓状態)になるとAgRPニューロンが自食(オートファジー)を行い、神経細胞内になった脂質が放出され遊離脂肪酸が生産され、脳内のAgRPの濃度が上昇し空腹感を増幅させたようです。

逆に脳内のAgRPニューロンの自食を阻害すると、食事を摂らなくてもAgRP濃度が上昇しないため過食しなくなったそうです。その結果、マウスは食事摂取量が減り、脂肪を寝称させ痩せていったようです。

現在のところ、この脳内で分泌される化学ホルモンをコントロールする薬は完成していないようですが、将来肥満の特効薬になっているのかもしれませんね。

(2012/02/20)

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