「ここが聞きたい!名医にQ」に放送された生活改善術の内容について part4
2012年3月11日にNHK系列「ここが聞きたい!名医にQ~めざせ!ヘルシーアナスペシャル生活徹底改善術~」にて視聴者からの質問に対して各専門化が解答していたのでその内容を紹介したいと思います。
慶應義塾大学教授である勝川教授への質問
質問:脂質異常症は食事や運動で改善すれば薬の服用をやめることができるか?
脂質異常症の患者の場合、遺伝的に悪玉コレステロールが多い場合が多く、運動では下げることが困難であるとのこと。改善する場合は食事療法(肉の脂身、バター、クリームなどを控える)で10~20%下げることができるとのこと。
また、脂質異常症を緩和させる薬は飲むだけで20~40%も数値を下げるため、それを飲んでも数値が高い場合は運動や食事療法では薬をやめることは困難であるとのこと。ですから、定期的に運動や食事療法と一緒に薬と一緒に生活していくことが大切だとのこと。
管理栄養士のながいかよ先生への質問
質問:野菜をたくさん摂るために煮るとビタミンが失われるが大丈夫なのですか?
野菜には水溶性ビタミンというのが含まれており、煮ると特にビタミンCなどが流れてしまうとのこと。例えばホウレン草であれば1分煮るごとに16%も流れ出てしまうのだそうです。ですから、ビタミンのことを考えれば短時間で煮るようにしなければならないとのこと。
改善策としては「蒸す・電子レンジで加熱」ことだそうです。
首都大学東京健康福祉学部理学療法学科准教授の竹井仁先生への質問
質問:夜ジョギングをする場合は、夕食前と夕食後のどちらがよいか?
夕食後は血液が消化をするために消化器官に集中し、筋肉にはあまり行き渡っていないとのこと。この状態で運動を行うと筋肉に血液を無理に送るため、消化不良がおこり健康的に良くないとのこと。もし夕食後に走るのならば食後1~2時間経った後に行なうほうが良いとのこと。
昼食をしっかり摂っている方は、夕食前に運動を行うほうが代謝もあがり健康的には良いとのこと。しかし、もし昼食を摂っていない空腹状態で運動を行うと、低血糖を起こし、めまいなどが引き起こされる可能性があるため、その場合は「バナナ1~2本」「エネルギーゼリー」「オレンジジュース1杯」などを補充してから行なうようにしたほうが良いとのこと。
(2012/03/12)
執筆:比嘉武詩
【「ここが聞きたい!名医にQ」に放送された生活改善術の内容について】
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