肥満になると課税される!?世界初の脂肪税とは(ダイエットガイド.jp)

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更新日 2012-06-24 | 作成日 2007-11-18

肥満になると課税される!?世界初の脂肪税とは

2011年10月に世界初となる「脂肪税(Fat tax)」をデンマークが導入した。脂肪税の対象は飽和脂肪酸を2.3%以上含む食品にかけられ、具体的にはバター、チーズ、牛乳、ピザ、ハンバーガーなどがあげられます。

このような肥満の元となるものへの課税の動きはデンマークだけではない。例えば2011年10月にハンガリーでは「ポテトチップス税」の導入を行い、100gあたりに1g以上の塩分を含む全食品に税金をかけたのだ。最近ではフランスも糖分が多い炭酸飲料水への課税である「ソーダ税」なるものも検討中のようです。

このような課税の大義名分は「国民の健康を守る」とされているが、社会保障費の増大と財政赤字に悩む欧米各国の医療費抑制と税収増の一石二鳥を狙い導入されたことが推測されます。

ちなみに脂肪税を導入したデンマークでは、それらから得られる税収を約175億円と推測しています。

実際に肥満税が導入されることで、肥満は減少するのであろうか。このことについて東邦大学医療センター大森病院・糖尿病代謝内分泌科教授の芳野原先生は「ダイエットを促すきっかけになる」と賛成の意見を表しているが、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科血流制御内科学の下門顕太郎先生は「最低限必要な脂質の摂取をしなくなり、むしろ逆効果になる」や大阪大学大学院医学研究科臨床遺伝子治療学の森下竜一先生も「食材自体にかけるのではなく、食材を揚げるときに出てくる酸化コレステロールにかけるべきではないか」など異論も出てきています。

国民が不健康になることは、財政を悪化させる1つの要因です。しかしそれを躍起になりなおかつ財政立て直しの一石二鳥作戦は果たして上手くいくのでしょうか。

日本も将来的には導入されるのかもしれませんね。

(2012/01/25)


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