糖分の取りすぎは頭を悪くする!?
2012年5月15日に、米専門誌「生理学ジャーナル(Journal of Physiology)」で糖分を取り過ぎると頭が悪くなるかもしれないことを示すラットの実験結果が掲載されたとのこと。
この実験は米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)の研究チームが行ったもので、ラットを2つのグループに分け複雑な迷路を使った5日間の訓練を行わせた。
次に両グループに高フルクトースコーンシロップ(異性化糖)を飲み水の代わりとして与え、また1つのグループだけはそれ以外に亜麻仁油とDHA(ドコサヘキサエン酸)を与えた。
それを6週間継続して、両グループのラットを迷路に入れて観察していたところ、亜麻仁油とDHAが与えられていないグループのラットは動きが鈍くなっており、後に脳のシナプスの活性具合を調べたところ、前回よりも活性度が減少していることがわかったそうです。
さらに亜麻仁油とDHAの与えられたグループは血糖値をコントロールし脳機能を統制するインスリンへの耐性を発達させていたことも明らかとなったようだ。
UCLA医学部神経外科学のフェルナンド・ゴメスピニージャ(Fernando Gomez-Pinilla)教授によれば、インスリンは血液脳関門を通過できるので、ニューロンを刺激して学習の阻害や物忘れの原因となる反応を引き起こしているのかもしれないとコメントしたとのこと。
ちなみに高フルクトースコーンシロップは炭酸飲料、調味料、アップルソース、離乳食などの加工食品によく使われている食材です。
(2012/05/21)
執筆:比嘉 武詩
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