タイ製ダイエット薬を服用したら麻薬中毒になってしまった!?
2012年6月21日、週間SPAにて「ダイエット薬だと思って飲み続けたら、シャブ中になった」という記事が掲載されました。
この記事によれば、タイ製ダイエット薬は「ホスピタルダイエット」「ニューホスピ」等の「ダイエットサプリ」として10年ほど前から日本国内で出回りはじめたとのことだ。
しかしこのダイエット薬には覚醒剤に酷似した成分「マジンドール」というものが含有されており、日本では重度肥満患者や、肥満が原因の重大疾患者のみに処方されています。
この物質は厚労省医薬食品局監視指導・麻薬対策課によると、用法・用量どおりに服用しても肺高血圧症(労作性呼吸困難、胸痛、失神など)のほか、抑うつ、精神障害、振戦(しんせん)、幻覚、知覚異常、不安、痙攣(けいれい)など覚醒剤中毒に酷似した副作用がでるため、専門医師がしっかりと管理しなければ命の危険にさらされる恐れがあるものだとコメントしています。
ちなみに福祉保険局健康安全部薬務課によると、タイ製ダイエット薬(向精神薬等を含む無承認無許可医薬品)による健康被害は把握しているだけでも平成14年以降、死亡事例を4例含め合計15例あるとされています。ですが、これは被害報告が出てからの調査のため、潜在的にはさらに多いとされています。
この「マジンドール」の他にも「シブトラミン」というダイエット薬に使用されている成分もあります。
以前、「朝だけダイエット」を提唱した風本真吾医師も、ダイエットに「マジンドール」を併用することを進めていましたが、2008年に医師法違反の疑いで逮捕されるという事件でつかまるという出来事もありました。
その他にも「「日本急速減量ダイエットピル」から発癌性物質が検出!?韓国で購入しないようにと勧告!」や「イタリアで「ソルビート」を摂取した28歳の女性が死亡した!?」などがありましたので、これらの使用を考える場合は、専門の医師と相談するほうが得策だと思います。
(2012/07/01)
執筆:比嘉 武詩
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