6月1日は「牛乳の日」って知っていましたか？
日本酪農乳業協会では、毎年6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」であると2007年12月10日認定しいます。それに伴って今年の6月1日にも牛乳需要を活性化させる様々なキャンペーン防止策を行ったようです。
農林水産省の調べでは、牛乳の出荷量は2000年が約400万kℓだったのに対し、2010年には約320万kℓと20%近く下がっているとのこと。
この傾向を受け、大手牛乳メーカーのMEIJIでは、宅配サービスのみで「明治 いきいきセサミン」と呼ばれる、牛乳の栄養素に加え、ゴマ800粒分のセサミン、マグロの刺身1人前分のDHA・EPAを含有した製品を販売し、新たな市場開拓にのり出しています。
また、競合他社である森永乳業では、牛乳に含まれる血圧改善に役立つ「森永ミルクペプチド(MKP)」を発見し、それを活用した健康食品を展開していこうと試みています。
ちなみに、アレン・カー著の「ダイエットセラピー」によれば牛乳は肥満をもたらす食品であり、なおかつ健康被害をもたらすとされていますが、「牛乳にダイエット効果があるという研究結果がでた！？」などではダイエットに効果的であるという認識もされています。
食が豊富でなかった時代では「牛乳＝栄養食」とされていましたが、現在ではそれ以外でも栄養を補給が出来るようになり、需要が下がっていると日本酪農乳業協会は発表しています。
「牛乳＝健康食材」と推したい日本酪農乳業協会と、「牛乳＝肥満or健康を害するもの」と研究結果を出す人々の様々なアプローチが今後も展開されるのでしょうね。
(2012/06/04)
執筆：比嘉 武詩
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