糖質を抑えすぎると体臭が臭くなる!?
日本ダイエット健康協会で代表理事を務める古谷暢基先生が、ダイエットなどで糖質摂取を控える食事を行うと「太りやすい体質」や「体臭がきつくなる」などの症状がでると警鐘を鳴らした。
古谷先生によれば、糖質は人間にとって最も重要なエネルギーであり、過剰に控えるとその分エネルギーを補うために筋肉を消費するようになるのだそうです。筋肉が減れば基礎代謝が減ることになるので自然と太りやすい体質になります。
また、糖質が欠乏すると、脂肪を分解し、糖質に似た物質である「ケトン体」を体内で生成します。このケトン体は甘酸っぱい臭いのする酸性の物質で、それが生成されると、いわゆる「体臭がきつい」人になってしまいます。
つまり炭水化物(糖質)の摂取を控えすぎることは、「太りやすく体臭のきつい体質」を作り上げることになります。それをきいても、痩せるためにあなたは炭水化物の摂取を減らしますか?
なお現役医師で、糖質制限ダイエットを提唱する江部康二先生によれば、「糖質制限食を始めると、初期のころ、血液ケトン体が高まり、尿中や呼気中にアセトンが排出されます。このアセトンには、甘酸っぱい特有の臭いがあると言われています。しかし、三ヶ月から半年ほど経つと、尿中や呼気中に排出されなくなり、特有の臭いもなくなります。」とコメントしています。
また、糖質制限(糖質を抜く)食生活を行ったところで筋肉の減少があるということには触れていません。
炭水化物摂取の有無にとっても様々な見解がありますので、双方の意見をとりつつも自分に合ったダイエット法を確立することが大切そうですね。
ちなみに糖質に関するダイエットとして、「週末お米ダイエット」「世にも美しいダイエット~青菜ダイエット~」「低インシュリンダイエット」「血糖コントロールダイエット」などがありますので、興味のある方は参考までにお読みください。
(2012/06/06)
執筆:比嘉 武詩
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