アメリカの健康サイトが選ぶ不健康なNGダイエット法トップ10(ダイエットガイド.jp)

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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

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更新日 2012-10-03 | 作成日 2007-11-18

アメリカの健康サイトが選ぶ不健康なNGダイエット法トップ10

「○○するだけで簡単に痩せれる!」というダイエット法を見かけませんか。今回はアメリカの健康サイト「TopTenz.net」が、そんなダイエット法の中から、今では科学的にも、ダイエット効果的にもNGとなっているものを10項目掲載されていたので、その内容を紹介したいと思います。

今となってはほとんど効き目がないと思われる不健康なダイエット法トップ10

1位:寄生虫(サナダムシ)ダイエット

1900~1920年ごろに「寄生虫が栄養を食べるから無理なく痩せれる」といった内容で流行した寄生虫ダイエット。日本では「体にいい寄生虫。ダイエットから花粉症まで。」の著者で、寄生虫ダイエットを実践していた東京医科歯科大学医学部の藤田紘一郎教授がしょうかいしてプチブームになりました。

このサナダムシを体内に入れると、約2週間ほどで親虫となり、そこから一般的に腹部の不快感、食欲不振、下痢などの症状を伴い体重が落ち始めるといいます。また、ビタミンB12の欠乏を引き起こすため貧血症になる恐れがあります。

2位:呼吸ダイエット

記事の内容によれば呼吸法を変えるだけで本当に痩せるわけはないと断言していました。しかし具体的な内容はなかったので本当なのかはさだかではありません。

3位:血液型ダイエット

血液型によって食べるものを変えて痩せようと試みるダイエットです。このダイエットはアメリカの自然療法学博士であるPeter J. D'Adamo(ピーター・J・ダダモ)先生が提案したダイエット法です(最近では他の先生が提案する血液型ダイエットも存在はします)。

記事によれば、この内容は血液型によって食べるものを変えても体重や健康によい影響はないと断言しています。また、血液型で決められた食事をすることで栄養が偏って健康を脅かす恐れがあるのだそうです。

なお興味のある方は「血液型ダイエット」の内容を読んでください。

4位:磁力ダイエット

題名を直訳すると「磁力ダイエット」となりますが、磁石や電流が発生させるそれのことではなく、「健康を引き寄せるような生活習慣を行うおう」的なダイエットのことを指します。

このダイエットの定義では、「砂糖やコレステロール、小麦粉などの食べ物 = 病気を引き寄せる」「果物や全粒麦、野菜、赤身肉、抗酸化物質を含む食べ物 = 健康を引き寄せる」ものとして食生活に制限を入れます。

また、毎日健康になるための生活習慣を行えるように「瞑想」を行い、今までの自他楽な生活を送っていてた脳のプログラムをリセットさせるというのもあります。

記事によれば、結局のところ「バランスのよい食事」と「糖質を控えた食事」をおこなうという一般的なダイエットと変わらないため、特別それを実行する意義は無いとのことだ。

ちなみに脳のプログラムを変更するダイエットとして「イメージングダイエット」「西田式脳だまダイエット~痩せるNo1理論~」などがあるので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

5位:三日間ホットドッグダイエット

三日間ホットドッグダイエット行うことは
1日目
カッテージチーズ、ツナ、果物、野菜、ブラックコーヒーまたは紅茶、その他ダイエットフード


2日目
ホットドッグ1個のみ


3日目
カッテージチーズ、ツナ、果物、野菜、ブラックコーヒーまたは紅茶、その他ダイエットフード


その他
毎晩バニラアイスが1カップは食べてよい。


という3日間集中型で行うダイエットです。内容を見たら分かるとおり、栄養的に厳しいのが分かりますね。なお「三日間ホットドッグダイエット」という名前の由来は謎です。

日本でもこのような短期集中型ダイエットとして「国立病院ダイエット」「mina版国立病院ダイエット」「新・国立病院ダイエット」などがありました。興味のある方は参考までにお読みください。

6位:12日間グレープフルーツダイエット

脂肪燃焼を促すとされているグレープフルーツジュースを毎食230mℓ、そして毎日230ℓの水を飲めば、何でも食べても良いという昔に流行ったダイエットです。

このダイエットを続ければ2ヶ月で約24kgの減量に成功するとうたわれていましたが・・・と記事では皮肉に表現されていました。

ちなみにグレープフルーツでは「グレープフルーツダイエット」などのような香りで痩せるみたいなものをキャッチコピーとしているものもあります。興味のある方は参考までにお読みください。

7位:禅ダイエット

基本的に加熱処理された食事および肉類を完全に禁止したダイエット法です。記事によればタンパク質不足が引き起こされる危険性があり、それが原因で脳の活動や筋肉・骨の修復に問題生じるとのことだ。また、脂質摂取が極端に減ると、血糖値が安定せず代謝が低下し、痩せにくい身体にもなるのだそうです。

ちなみに生の食事を食べるダイエットとして「ローフードダイエット(笹生式・関戸式・吉川式)」などがありますので、興味のある方は参考までにお読みください。

8位:チキンスープ・ダイエット

基本的に、朝食だけ食事制限が無く、昼と夜はチキンスープのみというシンプルなダイエットです。記事によれば長期間続けると栄養の偏りがでてくるため危険とのことだ。

9位:パスタ&チョコレートダイエット

パスタとチョコレートだけを食べるというシンプルなダイエット法です。しかし、飲み物は水以外禁止で、チョコレートも1日約28gまでしか摂取してはいけないという厳しい制約も存在します。

具体的なNG食材例として、「砂糖、アルコール、炭酸飲料、コーヒー、紅茶、ナッツ類、ポップコーン以外のジャンクフード、フライ類、乳製品、塩、赤身肉」などがあげられます。

記事によればこんなに厳しい制約をするのであれば、王道のバランスのとれた食事と適度な運動をするほうが、継続しやすいとのことだ。

10位:原始人(有史以前)ダイエット

原始人と同じ暮らしになるように食材を選ぶというダイエット法です。

食べてよい食材として 狩りや採取などで入手できる「赤身肉、魚、野菜、果物、根菜、ナッツ類」のみが食べることができます。また塩やコショウなどの味付けなども原始人と同じにしなければいけないのでNGです。

記事によれば、原始時代の平均寿命が15歳であるため、これを行うと早死にするのではないかという疑問符をなげかけていました。


以上

参考記事

【Paleolithic Diet】Top 10 Worst Unhealthy Fad Diets


(2012/07/14)

執筆:比嘉 武詩


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