肥満について知っておくべきトップ10の事実とは
カナダの健康サイト「C-Health」にて「Top 10 things to know about obesity(肥満について知っておくべきトップ10の事実)」という題で記事が投稿されていたので、その内容のポイントを紹介します。
1.一般的にはBMIで肥満かどうかを判断する
ダイエットをしているとよく目にする「BMI(ボディー・マス・インデックス)」をご存知でしょうか。これは「体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}」で出た値をもとに現在の健康状態を計る指標として使われるもので、出た値が「20未満:痩せぎみ」「20~24未満:普通」「25~30未満:超過体重」「30以上:肥満」と分類します。
医学的に「肥満」と認定されるのはこのBMI30を言っているものだといえます。しかし「肥満」認定されなくても「超過体重」は肥満予備軍の位置にいますので気をつけなければいけません。
ちなみに医学的に理想的な体型は「BMI22」とされています。
2.肥満は増えている
1980年初頭から、カナダの肥満率は倍になっています。25%以上の大人が肥満とされ、3人のうち2人が体重超過なのです。また、子どもたちも9%が肥満、26%は体重超過気味なっており、健康上の問題が発生しやすくなっているようです。
この記事ではカナダを中心に説明していましたが、これは先進国でも同じような減少が見られます。特に中国では経済発展に伴い、肥満者が急激に増加し、それにともなう糖尿病や心疾患を患う人が増えているとのことだ。
3.肥満にかかると病気になりやすい
肥満はただ太っていてるという体型だけの問題ではありません。それに伴い心臓病や糖尿病、高血圧、心臓発作、胆のう疾患、呼吸問題、ガンなどにかかりやすくなります。ですから、できるだけBMI22を維持することが重要になってきます。
4.肥満は日常生活に影響する
肥満は病気の発症だけでなく、日常生活にも支障をきたす場合があります。具体的には腰痛や睡眠時無呼吸、変形関節症などの慢性症状により、階段昇降や十分な運動、睡眠が難しくなります。
また、肥満の精神的影響は自信喪失や抑うつ、不安感、孤立感にもつながったり、体重が重すぎると女性は妊娠しにくくなり、男性は健康な精子を生産しにくくなります。
5.肥満になる原因は食事だけでない
肥満になるのは、食べ過ぎだからというだけではありません。ジャンクフードなど栄養の乏しい食生活や運動不足だけでなく、遺伝的体質や人づきあいが苦手など社交・文化的な要素も原因になります。また投薬などの医療上の問題も体重を増加させます。
6.食事制限や運動だけが肥満の治療になるわけではない
項目5でも話したように単に食事だけが肥満の原因ではありません。精神的な部分も含めて肥満になってしまいます。ですから、ただ単に減量するのではなく、肥満になってしまった原因を食事的なことから精神的な部分まで総合的に治療を行っていかなければなりません。
以上
【参考】
Top 10 things to know about obesity
(2012/06/21)
執筆:比嘉 武詩
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