無酸素運動だって有酸素運動より良い点がある!?
「有酸素運動には脂肪燃焼効果がある!」なんていう情報は、ある程度ダイエットを考えた人は誰もが知っているはずのフレーズでしょう。実際に今年の東京マラソンの倍率は10倍近くになり、大阪マラソンも5倍近くになったようだ。
しかしこのような「有酸素運動奨励化現象」に対して、「代謝を上げると仕事が進む~カラダを整えるトレーニング術~/日本経済新聞出版社」の著書であるパーソナル・トレーナー池澤智先生がコメントを記した。
池澤先生によれば、有酸素運動は老若男女にオススメできる運動であるが、常に集中力や判断力を求められるビジネスパーソンには「無酸素運動」が好ましいとのことだ。
理由としては、筋肉トレーニングなどの一時的に酸素を吸わずに行う無酸素運動を行うと、それを行うと同時に脳への酸素供給率が下がるのだそうです。この失った酸素を取り戻そうと、体は自然と脳にたくさんの酸素を送り込みます。これを継続させていくことで、結果として酸素を大量に送れるように脳血管が太くなり、平常時でも集中力や判断力が極めて高い状態に保てるということだ。つまり「脳効率」が向上するということです。
この内容はパーソナルトレーナ草分け的存在であるケビン山崎先生も主張しているとのことだ。
ケビン山崎先生によれば、有酸素運動は心肺機能や持久力を高め、カロリーを消費するには効果的だが、デメリットとして20分以上継続しないと効果が無いところを指摘しています。これは忙しい美辞ね図パーソンにとっては、それらの時間を確保するのが難しいからです。
その点筋肉トレーニングなどの無酸素運動は、しっかりとしたトレーニング方法を行えば、短時間かつ効果的な引き締めを行えるのだそうです。なおケビン山崎先生によれば、無酸素運動であれば1日10分で、筋肉量を増やすことができ、結果的に基礎代謝が上がることで有酸素運動よりも効率的に痩せることができると述べている。
ただしこれは「脳効率」や「効率よく痩せる」という観点からのお話である。そういう観点であれば「吉川メソッド」などの方法論も理にかなっていることになります。
しかしこの反対の意見として「南雲式アンチエイジング」のように、激しい運動をすると老ける(命を縮める)から有酸素運動や無酸素運動をせずに食事で痩せなさいと指導する医師もいる。
どのような立場になるかで、「痩せる」という方法論も変わってきますので、自分の体質や目的に合った方法をつかむことが大切なようだ。
(2012/07/24)
執筆:比嘉 武詩
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